社労士試験のおすすめ教材テキスト問題集33冊を徹底比較してみた②

社労士試験のおすすめ教材テキスト問題集②

【この記事を読むと分かること】

・社労士本試験対策のおすすめ問題集が分かります。
・選択式や特定の課題に特化したお勧め教材が分かります。
・使いにくい社労士試験教材が分かります。

社労士の試験勉強を始める方にとって、一番の悩みがテキストと問題集選び。どのような基準で選べば?おすすめテキスト、問題集の基準は?このコラムでは社労士試験に関する33冊のテキストと問題集を一挙徹底比較する。2部作第2弾。第1弾はこちら。

【目次】
・社労士本試験対策のおすすめ問題集
・選択式に特化した本試験対策問題集
・社労士教材 要点整理タイプ
・使いにくくておすすめできない問題集
・記事第2弾まとめ

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この記事は2部作の第2弾記事であるため、まだお読みでない方は第1弾記事を先に読まれることをお勧めする。

本試験対策のおすすめ問題集

試験科目の学習終了タイミングで取り組みたいのが、本試験対策の問題集だ。ここでは一問一答式とは異なり、本試験さながらの択一式、選択式を選ぶ。これによって正解肢を見抜く力を付けよう。選択基準は次の3点だ。

①左ページ問題、右ページ解説

この構成でないと勉強効率が大幅に低減するため。数秒の無駄が長期間で多大なロスに。

②分冊なし

問題集における問題、解説の分冊は、上記と同じく作業効率が大幅に低減するため。

③正答肢にも詳しい解説がかるかどうか

悪い例としては「〇その通り」で終わるもの。正答肢においても学習を深めたいため。

ここで選ぶ本試験対策の問題集では、あなたがすでに選んだ「テキスト&一問一答式問題集」とは別の出版社でも問題ない。別の出版社で選択する方が違う表現の解説を読むことが出来るメリットもあるので内容を吟味して選ぼう。

社労士過去&予想問題集

ユーキャン(U-CAN)1028ページ 3564円

本試験形式の選択式、択一式に加え2回分の模擬試験も付いている。左ページ問題、右ページ解説という基本形式を守りつつ、正答肢にも丁寧な解説が付いているお勧めの本試験対策問題集。

社労士の問題集

TAC社会保険労務士講座(TAC出版)872ページ 3456円

左ページ問題、右ページ解説、正答肢にも解説が付く良書。

ごうかく社労士基本問題集

労務経理ゼミナール(中央経済社)1024ページ 2246円

こちらも左ページ問題、右ページ解説、正答肢にも解説が付く。

解けばわかる!社労士問題集

資格の大原(大原出版)872ページ 3456円

一般的な本試験対策問題集。モノクロなので多少見にくい。

選択式に特化した本試験対策問題集

各書大差ないので、気に入ったものを選択しよう。

社労士合格のツボ選択対策

TAC社会保険労務士講座(TAC出版)732ページ 3024円

出る順社労士選択式マスター

LEC(LEC)893ページ 2916円

解いて覚える社労士選択式

資格の大原(大原出版)1380ページ 4536円

社労士教材 要点整理タイプ

次に要点整理タイプの書籍を紹介しよう。要点整理と確認問題がセットになっているタイプ、要点だけ、または問題だけなど様々なタイプがある。あなたの苦手な学習分野を補完する位置づけで選択してほしい。

暗記がサクサクすすむ社労士試験keyTopic20

椛島克彦(中央経済社)236ページ 2,376円

試験勉強を一通り終えた人向けにお勧めの1冊。固定のテキストと問題集を繰り返すことが社労士試験対策の基本だが、思考が固定化し応用が利かなく可能性も。そのような状態に陥った際に、本書があれば異なる視点からのアプローチで頭の中を整理することができる。時代のトレンドに合わせた時事トピックスもうれしい。

比較認識法で社労士マスター択一対策編

岡武史(TAC出版)2冊1016ページ 4752円

本試験で引っかかりやすい落とし穴を中心に、著者独自の「比較認識法」でつづる異色の一問一答式問題集。本書で択一式の正答率をアップさせよう。全教科の学習を終えた後にチャレンジしてみたい一冊。

社労士年金ズバッと解法

古川 飛祐(秀和システム)320ページ 2,484円

社労士試験の鬼門と言われる国民年金法、厚生年金法を総まとめしつつ、深堀するためのテキスト。なぜこの2科目が難しいかというと、法改正後にも旧法適用者を保護する必要があるため、救済措置が継続するからだ。いわばツギハギだらけの法律であると言える。本試験3カ月前程度から取り組み、苦手分野の克服に使ってもらいたい。

その他

持ち運びに便利なものや横断まとめなど様々なタイプがあるので、お好みで選択を。

ケータイ社労士

近江直樹(三省堂)601ページ 3456円

左側要点整理、右側確認テスト。移動中に使えるコンパクトサイズ。

どこでもチェック社労士

小林孝雄(中央経済社)2冊460ページ 4320円

要点整理と過去問、予想問題。移動中に使えるコンパクトサイズ

社労士出るとこマスター

ヨコイ・マネジメントパートナーズ(中央経済社)376ページ 2700円

要点整理と問題集。

社労士全科目横断総まとめ

TAC社会保険労務士講座(TAC出版)428ページ 2160円

全科目横断とあるが、科目横断手法での比較検討は少ない。

社労士テキスト&問題集

富田朗(日本経済新聞出版社)1088ページ 3780円

要点整理タイプの中では比較的ボリュームのあるタイプ。

真島の社労士テキスト×問題集

真島伸一郎(早稲田経営出版) 6480円

テキスト問題集一体型。

使いにくくておすすめできない問題集

最後に使いにくいことが理由でおすすめできない問題集をご紹介。

出る順社労士本試験過去問題集(10年)

LEC(LEC)2冊1898ページ 3,240円

問題の次のページに解説があるという、最も使いにくいタイプ。本試験形式の五択、選択式問題集。

社労士の年度別過去問題集5年分

TAC社会保険労務士講座(TAC出版)782ページ 3240円

過去の本試験そのまま。問題と解説が別冊になっており、扱いにくい。

詳解社労士過去問題集(7年)

コンデックス情報研究所(成美堂出版)391ページ 1944円

本試験過去問題集。問題と解説が別冊。しかも解説が薄い。

記事第2弾まとめ

以上、当サイトで実際に使用した感想を踏まえて、全33冊をご紹介した。このほかにも市販されている教材は存在するため、自分の目で見て確認し、長い付き合いとなる教材を選択してもらいたい。

社労士試験は実務に直結するため、教材は試験合格後も実用書として重宝する。あなたの社労士実務を強力サポートしてくれる良書との出会いを願う。